最大射程(maximum range)
ミサイルが到達できる最大距離(km)。
サイト防衛(site defense)
ポイント防衛
サイドワインダー
アメリカ、レイセオン製の短距離空対空ミサイル。形式名称「AIM−9」
サイロ(silo)
大陸間弾道ミサイルとその発射支援施設(発射クルーの居住区含)を納める固定地下構造物で、発射までの保護、準備を行い、発射プラットフォームとしても用いる。このサイロ構造の破壊には、高威力で正確な核ミサイルが必要である。
サステナ(sustainer)
ミサイルがブースト(加速)または発射後に働き巡航するための主推進エンジン。
酸化剤(oxide)
液体燃料ミサイルで燃料に酸素を供給する液体剤。
シーカ(seeker)
ミサイル誘導装置の一つ、走査装置の名前
シースキミング(sea skimming)
海面上すれすれに巡航すること。対艦ミサイルの中間コース飛行がこれに当たる。
シェイプトチャージ(shaped charge)
ホローチャージ
シェバライン(chevaline)
1980年代初期のイギリスのポラリスミサイルに装備された核弾頭。
シグネチュア(signature)
ある兵器やシステムを特定できる一組の特性(形、レーダーイメージ、電子ノイズ、航跡など)探知および識別装置により表示される目標の特徴をいう。
時限信管(time fuze)
発射後ある予定時間(秒)を経過したら爆発する信管。
射程(range)
ミサイルがフル装備で飛ぶことができる距離。
ジャミング(jamming)
電波妨害、敵の情報収集を邪魔したり、誤った情報を与えたりする手段。
巡航ミサイル(cruise missile)
無人のジェット推進ミサイルで通常弾頭か核弾頭を搭載し、航空機、艦艇、潜水艦、地上から発射できる。
指令信管(command fuze)
射手の指令により爆発する信管。
信管(fuze)
兵器(ミサイル)を所定の時期と場所で爆発させるよう設計された装置または機構。
ジンバル(gimballed)エンジン
任意の方向に傾けることができるようにしたピボットの上に取付けられるエンジン。
推進剤(propellant)
液体燃料ミサイルの酸化剤と燃料を合わせていう言葉。
スタンドオフ(stand-off)
離れていること。航空機が空対地ミサイルを発射できる目標からの距離。
スタンドオフミサイル(stand-off missile)
敵の防空システムの有効射程外から発射される空対地ミサイル。発射母機(プラットフォーム)は安全な位置から攻撃できる。
ステルス(stealth)
敵のレーダーや他の探知システムによる探知から航空機やミサイルをシールドするための構造設計や特殊な物質の使用の組合せ。いわゆるレーダーにも赤外線探知にも見えない仕組みをいう。ミサイルでは、アメリカのAGM-129 ACMで採用された。
スピン安定(spin-stabilized)
無誘導であるが高速でスピン(回転)することによりミサイルが目標に向かう指向性を保つこと。
スポイラー (spoiler)
減揚力装置 主に翼の上に立ち上がる板で、翼上面の空気の流れを遮り揚力を減らすための物
スプラッシュダウン・バンディット(Splash down,bandit)
敵機撃墜を表す無線符丁
スマート(smart)
特に戦術空対地ミサイルで用いる用語で精密誘導を持つことを示す。スマート爆弾は精密誘導爆弾、自由落下爆弾と対比される。TV誘導やレーザー誘導により精度を高める。
スラット
補助揚力装置。主に主翼の前縁にある板。垂れ下がることにより実質的な翼の曲がりを大きくして揚力を得るためのもの。
セカンドストライク(second strike)
敵の最初の核攻撃に対して報復の戦略核攻撃(反撃)を加えること。
赤外線センサ(infrared sensor)
ミサイルなどの物体からの放射(赤外線)を探知するのに用いるセンサ。
セミアーマーピアシング(semi armour piercing)
半徹甲弾で、たとえば対艦ミサイルなどに用い目標(艦)の舷側を突き破り船体内で爆発する。
セミアクティブ(semi-active)
半能動と訳され、味方の照射レーダー(イルミネータ)から送られたレーダー波が目標に当たって反射または発射された放射に向かって追尾すること。ミサイルはこの反射エネルギーを探知しその方向に向かう。照射レーダーは、ミサイル自身は持たず船舶や航空機、また地上レーダーが持つ。
戦域核ミサイル(theater nuclear missile)
戦術ミサイルよりも射程が長く威力も大きいミサイルで主要な領域(たとえばヨーロッパやアジア)作戦で用いる。多くの戦略ミサイルは戦域でも用いることができるが、すべての戦域ミサイルが戦略使用できる訳ではない。ロシアのSS-20やアメリカのパーシングIIなどが戦域ミサイルにあたる。
センサ(sensor)
目標からの放射を探知・追跡・識別することができるように設計された装置。
先制使用(first use)
旧ソ連とその同盟国による通常兵器の攻撃を思いとどまらせ、また退けるために、必要ならアメリカとその同盟国が核兵器を最初に使用するだろうということを述べたドクトリン。1982〜83年のNATO討議の話題であった。
先制第一撃(first strike)
ファーストストライク
全天候(all-weather)
昼夜・天候のいかんを問わず使用できる(航空機、ミサイルなど)
早期警戒(early warning)
敵の弾道ミサイル発射の早期探知のことで、通常監視衛星か長距離レーダーにより行われる。
ゾーン(zone)
エンジンの出力においてアフターバーナーを使用する状態のこと。 段階によってゾーン1からゾーン5まである
ソフト目標(soft target)
ハード(硬化)でない目標のこと。攻撃に対して保護されていない目標のこと。