あ・ア


アクティブセンサ(active sensor)
目標の探知・識別のために目標に向かってエネルギーを照射し、その反射エネルギーを観測するセンサ(例・レーダー)。


アクティブホーミング(active homing)
レーダー誘導ミサイルにおける誘導方法のひとつ。ミサイル自体にレーダーを内蔵し、自動的に追い続けることができる「撃ちっぱなし性」

アクティブ防衛(active defense)
対弾道ミサイルシステムなどの防衛兵器で宇宙または大気圏内で味方の民間・軍事目標を防衛すること。


アクロバット(acrobat)
 曲芸。曲技。軽業。 「acrobat flight」は軽業師の飛行を表す。ネイティブには「acrobatic flight」もしくは「acrobatics」と言う。
 アクロバット飛行を見せ物だと思っている人は多いがもともとは空中戦技術を研究する戦技研究部隊である。


アップウィンドレグ (Up Wind Leg)
 トラフィックパターンを形成する仮想の長方形のうち、滑走路と平行に延びる「長辺」のひとつ。離着陸訓練で滑走路から離陸してまた着陸する場合を例にとると、離陸して高度を上げていく区間にあたる


アドバース・ヨー (Adverse Yaw)
旋回方向とは逆に機首を振ろうとする動き。


アプローチ (Approach)
着陸や爆撃などの目標へ向かうコースに乗ること


アビオニクス
 戦闘機に搭載されている電子装備のこと。 主としてレーダー、通信機、火器管制装置、戦術コンピューター、操縦用コンピューターがある。他国への輸出の際には最新型のアビオニクスを積むことは少ない。(例F15J)


アフターバーナー(afterバナー綴り知りません)
 再燃装置のこと。エンジンの排気の中にさらに燃料を吹き付けて再燃焼させる。 通常に比べて格段の出力を得られるが同時に燃料消費も激しい。


アレスティングフック (Arresting Hook)
 航空母艦に着艦する航空機を確実に停止させるため、機体後部にとりつけられているフック。着艦時には甲板に張られているアレスティングワイヤーにこのフックを引っかけて飛行機を強制的に停止させる。
F14は時速300kmでアプローチに入るために急速な減速が必要とされる為。陸上機の中にもアレスティングフックを装備しているものが一部ある


アルファ・ストライク(αstrike)
 空母艦載機群による一斉攻撃のこと。


アングルオフ (Angle Off)
敵機との相対角。まっすぐ追尾飛行しているときをアングルオフ=0度とする。アングルオフが大きくなるほど追尾が難しくなるが、ミサイルに追尾されている場合は反対にアングルを大きくする。


アングルオフ・テイル(Angle Off Tail)
自機が敵を追尾している時に使われる。アングルオフ (Angle Off)の同等の意味


アンフィビアン (Amphibian)
水陸両用航空機


イージスシステム(aegis system)
アメリカ海軍の艦隊防空用ミサイルシステムで、ミサイルや航空機による攻撃から空母機動部隊を防衛する。


イールド(yield)
核威力


イジェクトハンドル
緊急脱出を行うためのハンドル。通常、黄色と黒に塗られている。F−14には頭上のフェイスカーテンハンドルの他にシートの右横と股間に取り付けられている。


イニシャルポイント (Initial Point)
着陸コースや爆撃コースに入るときの目標とする仮想点。態勢を整えながら正確なアプローチがおこなえるように


イメージング(imaging)
目標の高解像画を得るために対象を識別するプロセス。


イメージングセンサ(imaging sensor)
レーダースクリーン上の単なる点ではなく目標認識の助けとなるイメージを作り出してくれるセンサ。


ウィングオーバー (wing over)
急速反転するときに使用する。上昇に入ると同時にバンクをとりながら旋回を開始。上昇の頂点で90度バンクとなり以後はバンクを戻しながら180度旋回を完了する


ウェイポイント (Way Point)
航法上の通過点。眼で確認できる目標の場合もあれば、電波による目標や緯度や経度などで示される場合もある


ウェーブオフ(waveoff)
 着艦中の航空機に対するLSOからの着陸やり直し指示。 この指示は絶対でこれを無視して着艦したパイロットには厳重な懲罰が下される。


撃ち放し(fire and forget)
ミサイルの母機がミサイルを発射したらすぐ退避行動がとれる能力をいう。ミサイルは自律的に目標を目指して飛び母機の助けを必要としない。


エアブリーシングミサイル(air-breathing missile)
ラムジェットやターボジェットのようにその燃料を燃焼させるために空気の吸込みを必要とするエンジンを持つミサイル。


エアブレーキ (air brake)
 空気抵抗を利用した速度調整用の板。 機体の中で空力を妨害しないところに装備される(主に主翼下面、胴体後部)。 ちなみに空戦中にあまり多用すると運動エネルギーを無駄に消費するため、非常に不利になる。


エアロジン(aerozine)
ヒドラジン(MMHとUDMH)を基本としたロケット燃料ファミリー名。


曳光弾
 機関砲弾のうち、弾丸の命中位置がわかるように自らを燃焼させ発光しながら飛ぶ弾丸のこと。 通常、5発に1発の割合で混入されるため、これが一発命中すると実際には5発が命中していることになる。


エルロン
飛行機の主要な舵の一つ。主翼後端にあり、機体を左右に傾けるのに使用される。


エンゲージ(ENGAGE)
敵と交戦状態に入ること


エンジェル(ANGEL)
高度をあらわす符丁。「1エンジェル」で1000フィートを表す。

オーバーシュート (overshoot)
空中戦において、敵機の前に飛び出すこと。


オーバープレッシャ(overpressure)
ある核爆発からある場所で経験されたピークの正・負圧力。


オフェンシブ・スプリット (OffensiveSplit)
編隊戦闘時の攻撃方法のひとつ。編隊を二手に分けて挟み撃ちにする戦術。